みんなの漆喰 〜施工例のご紹介〜
漆喰うま〜くヌレール×土壁修復
崩れた土蔵の漆喰壁を修復
お客様より、「大切な土蔵。自分で直したいが、うま~くヌレールで直せるだろうか?」と問い合わせをいただきました。弊社で土蔵を拝見し、「従来の職人さんがつくられた美しい白壁のようにはいかないと思いますが、初心者のお客様でも、うま~くヌレールなら修復することが出来ます。これから最低40年、50年はもつしっかりとした漆喰壁ができます。」とお伝えしたところ、弊社のアドバイスを参考に、乾燥期間含め約1ヵ月半、実働5日で、お客様自身で土蔵の漆喰壁を修復しました。
東日本大震災の影響で、大谷石の腰壁に接した下端の土壁(2層)+漆喰(2層)が高さ25~50cm×厚さ20~50mmで、四方いずれも剥落しておりました。
01_崩れの状態確認
崩れたしまった白壁の状態をしっかりと確認。
02_白壁の剥がれ部分を確認
弱くなっている部分、はがれかけている部分は、補修前にあらかじめはがして施工をしやすくする。
03_顕著な土壁欠落部を発見→確認
顕著な土壁欠落部を確認すると欠落部はおよそ30mm以上と判明。
04_欠損部に砂を添加した漆喰うま〜くヌレールを塗る
漆喰うま〜くヌレール(下塗り用)に砂を混ぜ合わせて手で埋めていく。崩れた部分に厚みを持たせながら塗っていきます。
05_下塗り [1回目]
04から1週間以上してから、漆喰うま~くヌレール下塗り用を薄く全面に塗りつける。(しごき塗り)
06_下塗り [2回目]
全面に薄く塗りつけた後、乾かないうちに、追っかけ塗りで厚みを付ける。
07_下塗り完成
2回目の下塗りから十分な乾燥時間をとった後、塗る部分と塗らない部分の境目にマスキングテープを張る。
08_仕上げ塗り [1回目]
境目のマスキングテープを目安にしながら。漆喰うま~くヌレール仕上げ用を薄く塗りつけてゆく。
09_仕上げ塗り [2回目]
手に付かない程度まで乾かし、最後の仕上げ塗り。平滑になるようにコテで撫でて終了!!
10_コーナー塗り
うま~くヌレール角こてを使って角を施工すれば、難しい角の施工も綺麗に仕上がります!
完成
欠損部に厚く塗り、下塗り(1度目塗り)を終えたら、施工した場所が雨にぬれないようにしっかりと養生を行ってください。1日以上の時間をかけて乾燥させることが、ポイントとなります。
仕上がり_01
顕著な欠損部も見事に修復完了。
仕上がり_02
細かな補修もバッチリ!
仕上がり_03
難しい施工部分も綺麗に!
仕上がり_04
崩れていた土蔵の修復後の姿。
メッセージ
今回の土蔵をはじめ、日本の伝統的な漆喰建造物は、後世に残すべき貴重な文化遺産と言えます。日本の伝統を守り続けるため、弊社製品「漆喰うま〜くヌレール」がお役に立てれば、幸いです。
お願い:このような土蔵外壁改修につきましては、事前に0120-323-960までご連絡ください。