漆喰コラム
漆喰のDIY施工で初心者がおさえておきたいポイントってなに?
自分たちで漆喰塗りを行う漆喰DIYがちょっとした話題になり、少しずつ身近になってきています。DIYであれば、業者さんにお願いするのと比較して費用が安く済みますし、自分たちで壁を塗ることで特別な愛着が湧いてくるでしょう。一方で、似たような商品も多く、商品選びに悩まれる方も多いのではないでしょうか? こちらでは、初めて漆喰DIYをする前に気を付けたいポイントと、後悔しない商品選びのコツをご紹介します。
もくじ
漆喰であることを確認する
漆喰でDIYをしようと思った時に、まずご注意いただきたいのは「漆喰」か「漆喰風のもの」かを見極めることです。漆喰だと思って買ったらモルタルだった!なんてことにならないよう、以下の点に気をつけて商品を選びましょう。
主成分が消石灰であること
容器裏やサイト情報の組成をチェックして、消石灰が主原料であるかどうか確認をしましょう。主成分が「石灰」や「石灰石」の場合は漆喰ではない可能性が高いです。
ペースト状の製品の場合、使用期限が長いこと
漆喰は水を混ぜても、空気に触れてしばらくしないと固まりません。そのため、水を混ぜたらすぐに固まってしまうものや、ペースト状(水が混ざった状態)の商品で、消費期限が短いものは漆喰ではない可能性が高いです。
簡単に使いこなせるものを選ぶ
1. 漆喰の素材選び
結論から言うと、漆喰はすでに練り混ぜてあり、そのまま塗ることができるものを選びましょう。
漆喰の中には、粉末状で販売されているものがありますが、この場合、塗り始める前に漆喰と水やノリ等を混ぜ合わせる必要があります。混ぜるといっても小麦粉などとは異なるため、手や泡だて器、ハンドミキサーでは混ぜることはできません。専用の高速撹拌機を使用して均一に混ぜ合わせる必要があるため、一般的なDIYには向いていないのです。また、粉末は飛散するため、周囲が汚れてしまうだけではなく、目に入ってしまうと非常に危険です。安全性の面でも、すでに練り混ぜられている漆喰を選びましょう。
「漆喰うま〜くヌレール」はあらかじめ材料を練り混ぜたペースト状です。フタを開けたらすぐに塗ることができますので、初めての方にもおすすめです。また、独特のポテっとした質感のペーストは、タレにくく飛散しにくいため、目に入るリスクが低く、安心して利用することができます。
高速撹拌機とは?
モーター式で羽が高速回転する粉末を混合するための電動機。シャフトについた羽が高速回転し、混ぜにくいものを効率よく混ぜるための機械です。小型のものや、軽量なものもあり、混ぜ合わせる材料の種類などによってシャフトや羽が異なります。
2. 漆喰を塗る道具選び
通常、漆喰を壁に塗る場合はこてを使用します。
こてには様々な種類がありますが、初心者の方には軽くて弾力性のあるプラスチック製のこてがお勧めです。また、必要な量の材料を取り置くためのこて板もあると作業がスムーズです。
こて塗りは難しそうと感じる方には、手で塗る方法もあります。漆喰うま〜くヌレールであれば、ゴム手袋を装着すれば手で塗ることも可能。漆喰と触れることで、施工はさらに楽しくなります。
アクシデントを防ぎ、キレイに仕上げるために備えること
1. 家具を移動させる
初めて壁に漆喰を塗る際は、壁に接している家具やインテリアアイテムなどはすべて移動させてから施工を始めましょう。
2. 養生をする
養生とは?
漆喰塗りの最中に周辺や施工しない箇所を汚れから護るための準備作業
サッシやコンセントカバーなどに漆喰が付着してしまうと見た目が悪くなりますので、漆喰を塗る必要のない箇所については、あらかじめ養生をして覆い隠しておきましょう。古新聞などを使って気になる箇所をカバーして周辺をキレイすることで仕上がりが断然よくなります。
また、作業をする床一面に養生を行っておくことも大切です。床をしっかり養生しておけば、漆喰が落ちてしまった時や、うっかり漆喰の入った容器を倒してしまった場合に床を汚さないで済みます。古新聞やホームセンターで販売されているようなビニールシートを敷きましょう。
漆喰DIYをする人たちの間には「養生8割」という合言葉があるぐらい、養生は成功の重要なポイントです。塗り始める前に、しっかりと養生を済ませましょう。
壁の状態を把握すること
漆喰DIYを始める前は、必ず施工する壁の種類と状態をチェックしましょう。壁の種類、その状態によって施工方法が異なる場合があります。
ビニールクロス(壁紙)下地の場合は、下地が健全でキレイな状態であるかを確認しましょう。ビニールクロス(壁紙)が大きく破れてしまっていたり、汚れがひどい場合は剥がして施工した方が良い場合もあります。
また、一般的に古壁と呼ばれる砂壁、繊維壁、土壁など古くからご使用されてきた壁などは、劣化して剥がれていたり、穴が空いている場合もあります。それぞれに、適切な下地処理が必要となることもありますので、漆喰DIYを行う際はご自宅の壁がどのようになっているのかをあらかじめ調べておきましょう。
漆喰うま〜くヌレールであれば、ビニールクロスから古壁まで施工可能ですが、他製品に関しては、直接施工ができないものも存在します。各メーカー製品、施工可能下地などがバラバラなので事前にチェックしましょう。
不明点は事前に確認
漆喰DIY初めて行う場合は、事前に不安点や不明点を確認しておくことをお勧めします。「どのくらいの材料が必要となるのか」「どのような施工スケジュールをたてたらよいか」、事前に解決しておくことで、施工をスムーズに無理なく進めることができます。
漆喰うま〜くヌレールで施工する場合の不安・不明点の解決には、365日対応のうま〜くヌレールのフリーダイヤル(0120-323-960)をご利用ください。また、フリーダイヤルは施工中の問題・疑問の解決にもご活用ができます。実際に施工している中で発生した問題や疑問に適切なアドバイスでスタッフが対応しています。
全て片付けるまでが漆喰DIY
漆喰DIYは塗り作業が終わった段階で全て完了するわけではありません。漆喰DIYを行った道具などの後片付けまで終了して、作業は初めて完了します。
後片付けをするにあたっては、使い終わった道具や漆喰材料をどのような処理をするかをご確認ください。
漆喰うま〜くヌレールの場合であれば、余った材料は密封して長期保存でできますので、次の施工にまたご使用ができ、便利です。ご使用になられる材料の取り扱い方法や保存方法を確認しておくことをお勧めします。
作業を始める前にしっかり準備
漆喰DIYを始める前には「漆喰材料について」や「養生について」、スムーズで負担の少ない「スケジュール調整」などを事前に考えてから始めることが大切です。もし不明点や疑問点がある場合は、製造メーカーのフリーダイヤルやお問い合わせフォームを活用するなど、しっかりとした準備で漆喰DIYをお楽しみください。