みんなの漆喰 〜施工例のご紹介〜
年数の経った和室と廊下を漆喰で明るくチェンジ
カビが生えた壁をキレイにしたい。
島根県の海辺近くにあるお住まい。元々はKさんのお父様が暮らしていたお家で、今は年に数回ご親戚が集まる場にしているそうです。築40年の戸建て住宅。いつの間にか砂壁には茶色のカビが生えてしまい(右写真)、ひび割れや穴も複数あり、どうにかしたいとお考えでした。
そして色々と調べる中で、漆喰を自分たちでも塗れるとわかり、DIYを決意!漆喰うま〜くヌレールを使用して、ご家族皆さんでDIYに初めて挑戦されました。
思い出の家をご家族や親戚の皆さんでリフォーム
動画を観て予習
塗る前にご家族で漆喰うま〜くヌレールの塗り方動画を観て、塗り方を勉強。きちんと塗れるかドキドキだったそうですが、動画で事前にやるべきことや塗る流れを把握できたので不安はなかったそうです。塗る日までに壁のカビ取りをして、当日は養生からスタート。
「柱や長押など養生すべき場所が多く、思いの外、養生に時間がかかりました。」(Kさん)
家族全員でのイベントとして楽しむ
今回のDIYではご家族やご親戚が集まり最大9名で施工。お父様から受け継いだお家をご家族や親戚皆さんで楽しく塗る一大イベントになったそうです。
「無心で塗れて、時間が過ぎるのがあっという間でした。結構な面積を塗りましたが、家族で一斉に塗ったので、養生から仕上げまで1日半で完成しました。徐々に塗るのに慣れて、2回目塗りと仕上げは3時間ほどで終わりました。」
適当に塗ってもいい感じの仕上げに。
壁はすべて塗りざらし仕上げに。同じ模様を仕上げているはずなのに、塗る人によって個性が出て面白かったそう。また施工中は模様がはっきり出て大丈夫かな?と思ったそうですが、完成後に見ると、どの壁もとても良い具合に模様が出て素敵な仕上がりになっていたそうです。「適当に塗ってもいい感じの壁になりました!出来栄えに満足しています。」(Kさん)
イラストを描いて、壁に遊び心を。
廊下の一番奥の壁には、お子さんによるイラストが描かれていました。海がお家の目の前にあり、親戚皆さん魚釣りが大好きということで、魚のイラストをいくつか描いたそうです。その他にも日付や名前を壁に入れて、ご家族の記念の壁にされていました。
お客様の声
今回さくら色を塗りましたが、ほのかにピンクを感じる色で温かみがあって、部屋が優しい印象になったのでよかったです。朝と、照明をつける夜で印象が変わって面白いなと思いました。特に廊下は窓の部分が多くて、夕方になると西陽がよく入るのですが、朝の日光と夕方の西陽でも少し違う雰囲気になって飽きない壁ですね。
驚いたのは、塗ってすぐに漆喰の調湿効果を実感したことです。漆喰壁が完成した日の翌朝、気温が低く寒かったのですが、同じ2階の壁紙を貼っている部屋は、窓に結露がたくさん出て水滴が窓サッシに滴り落ちていました。でも漆喰を塗った和室や廊下の窓は、うっすらとしか出ていなくて、水滴も垂れていなくて、同じ2階の部屋なのに壁が違うだけでこんなに違うのか、と驚きました。
ちょっと後悔した部分は養生ですね。きちんと養生したのですが、ゴム手袋にいつの間にか付いてた漆喰が塗っている間に長押や天井に付いてしまったりして、もっと広めにマスキングテープを貼っておけばよかったな、と思いました。養生の大切さを実感しました。あと壁の際をもっときちんと塗ったら、さらに綺麗に仕上がったなと思います。
でも無事に塗ることができて、とても満足しています。家族や親戚皆で楽しく塗れて、お部屋も明るくなって、挑戦してみてよかったです。また今度は1階の壁を塗りたいですね。